
フッ素は虫歯予防に効果的といわれていますが、特にお子さまが使用する際に「本当に安全なのか?」と不安を感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、フッ素の安全性や効果、そしてお子さまの年齢に応じた適切なフッ素濃度について詳しく解説します。
フッ素の正しい使い方を理解し、安心してお子さまの歯を守るための参考にしていただければ幸いです。
フッ素は危険なの?
虫歯予防に効果的なフッ素ですが、親御さんの中には「毒性」など健康への影響を心配される方もいらっしゃるかもしれません。
歯科医院や市販のオーラルケアグッズに使われているフッ素は、主に「フッ化ナトリウム」などのフッ化物です。適切な濃度・使用量を守れば、乳歯が生えたばかりのお子さまにも使用することができます。
フッ素はもともと自然界に存在する成分であり、お茶や海産物など多くの食品にも含まれています。
ただし、フッ素を一度に大量に摂取すると、フッ素中毒を引き起こす可能性があるため注意が必要です。フッ素中毒には、一度に大量のフッ素を摂取した際に起こる「急性中毒」と、長期間にわたって過剰に摂取し続けた場合に発生する「慢性中毒」の2種類があります。
特に急性中毒は、歯磨き粉の誤飲などで起こることがあり、小さなお子さまがいるご家庭では十分に注意が必要です。急性中毒の症状としては、腹痛・嘔吐・下痢などがあり、進行するとけいれんを引き起こすこともあります。
一方、慢性中毒は、フッ素を過剰に含む水を長期間飲用することなどで、歯の形成に影響が出ることがあります。ただし、日本の水道水には虫歯予防を目的としたフッ素添加は行われていないため、日常生活の中で慢性中毒のリスクは非常に低いといえます。
フッ素の効果について
フッ素には、虫歯予防に役立つ効果があります。ここでは、代表的な2つの働きについてご紹介します。
1. 再石灰化を促進する
再石灰化とは、歯のミネラルが溶け出して弱くなった部分が修復され、元の健康な状態に戻ろうとする働きのことです。
この働きは、唾液中に含まれるリン酸カルシウムなどによって行われます。フッ化物は、この再石灰化を助け、歯が修復されるのをサポートします。
2. 歯垢による酸の生成を抑える
歯に付着した歯垢の中にいる細菌は、糖質を分解して酸を作り出します。この酸によって歯が溶けることで、虫歯が進行していきます。
フッ化物には、細菌の活動を抑え、虫歯の原因となる酸の生成を抑制する働きがあります。
年齢ごとの適切なフッ素濃度とおすすめの歯磨き粉
虫歯予防を安全に行うためには、フッ素入り歯磨き粉の適切な使用量を守ることが大切です。
フッ素は正しく使えば虫歯予防に効果的ですが、使い方には注意が必要な点もあります。
歯科医院や市販されている歯磨き粉の中には、フッ素が配合されたものが多くあります。「歯を強くする」「虫歯予防」といった表示を見かけることもありますが、フッ素が含まれているからといって、どれを選んでもよいわけではありません。
特にお子さまの場合、年齢に応じて適切なフッ素濃度や使用量があります。そのため、お子さまが使用する歯磨き粉は、定期的に歯科医師の指導を受け、お口の状態に合わせた使い方を確認することが重要です。
ここでは、お子さまの年齢に合ったフッ素濃度と使用量の目安について解説します。
3歳くらいまでのお子さま
- 時期の目安:乳歯の奥歯がある程度生えてきたら
- フッ素濃度:約500ppm
- 使用量の目安:3mm程度
3〜5歳のお子さま
- 歯磨き粉を変える時期の目安:お口でうがいが上手にできるようになったら
- フッ素濃度:500〜1,000ppm
- 使用量の目安:5mm程度
6歳以上のお子さま
- 歯磨き粉を変える時期の目安:小学校入学を目安に
- フッ素濃度:約1,000ppm
- 使用量の目安:1cm程度
15歳くらいから
- フッ素濃度:1,000〜1,500ppm
- 使用量の目安:2cm程度
フッ素は、正しく使うことで虫歯予防の効果が期待できます。お子さまの年齢に合わせた適切なフッ素濃度の歯磨き粉を選び、大切な歯を守っていきましょう。
また、WHOや厚生労働省もフッ素の使用について情報を発信しており、適切な方法で使用することが大切とされています。ご家庭でのケアとあわせて、歯科医院で定期的にチェックを受けることで、より安心して虫歯予防に取り組むことができます。
お子さまの歯のことは伏見区の歯医者「伏見リーフ歯科クリニック」へ
お子さまの歯に関して気になることがございましたら、ぜひ一度、当院で検診を受けてみてください。
伏見区の歯医者「伏見リーフ歯科クリニック」では、お子さまのお口の状態に合わせた虫歯予防やフッ素の使い方についてもご相談いただけます。
当院は土曜日も診療を行っております。24時間WEB予約もぜひご利用ください。

